人生に行き詰まりを感じていると


ちゃんとやっているのに、人生が思ったとおりにならないのはなんで？
あの人はうまくいっているのに、どうして私だけ？
自分のやりたいことなんて分からない…どうすればいいの？
結局こんなものでしょ…きっとこれが普通でしょ？

こんな思いが出てきたり、気持ちが沈んで、もっと行き詰まってしまう…

この世界にはもっともっとたくさんの好奇心に溢れ、まだ知らない未知の体験があるはずなのに、私たちはいつもと同じものの見方、同じやり方をしてしまったり

それがおかしいと思って変えようと努力しても、結局、また同じようになってしまうのはなぜでしょうか。

私たちが大人になったなぁと感じる、ずっと、ずーっと前…
子どものあなたは毎日をどんなふうに過ごしていましたか？ 何を感じていましたか？

毎日のなにげない日常にあった たくさんの出来事を通して、子どもは色々なことを繊細に感じたり、思ったり、信じたりして、その子独自の世界観を作り上げていく過程があります。

そこに未消化な感情や感覚、思いがあると、大人になっても（無意識的に）子どものときに信じて作り上げた世界観をもとにして、人生の出来事を引き寄せて、再体験していきます。

今はもう大人で子どもじゃない、子どものときとはまったく違う環境で、目の前にいるのは自分の家族でも、兄弟姉妹でもない！と頭で分かっていても、（無意識的に）子どものときと同じように振る舞ってしまったり、行動してしまい、そんなつもりじゃなかったのに…というところに落ち込んでいきます。

この悪循環から抜け出すには、自分が持っている世界観が
もう「今の大人の世界には合わないサイズ」
なんだと気づいていく必要があります。

プロセスワークでは、今のあなたが見ているもの、感じているもの、どうしてその世界が作られていったのか、まだ感じられていない、見つけられていない場所、そこにある小さな種を一緒に探していきます。

そこに取り残されていた様々な感情や感覚を感じて、流して、新しいスペースができたときに、今のあなたに合った行動ができるように新しい育み方を練習できるようになります。

グループでプロセスワークを進めていくと、そのときの参加者が持ち寄る悩みや問題が、まるで自分のことを話されているような感じになる、そんな体験をする方が多くいます。

他の人から紡がれた言葉や思い、感情が自分の内側にある同じ痛みの場所に響いて、一緒に泣き、悲しみ、嘆き、怒り、そして笑い、安心を感じたりすることで、気づかないうちに自分にもある同じ場所の癒しが起こることがあります。

個人のセッションで向かい合うよりもさらに深い場所に進んでいけるのも、グループでのプロセスワークの特徴です。

グループプロセスを導くファシリテーターは自身が悩みを持ち、自分を変えたいと思い、学びながら、自身もプロセスワークを続けてきています。
自分も悩んできたことだからわかる、その場所に寄り添っていきます。


池ノ谷 百合子（いけのや ゆりこ）
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