生きている今をパラダイスに

3歳の時から母の意向でピアノを始めたひとり娘の『けいこちゃん』は、彼女のモルモットのような人生を始めました。母のことが大好きな『けいこちゃん』は、母に好かれたい一心で、反抗することもなく、言われるがままにピアノと向き合いました。

そして、そんな『けいこちゃん』にも転機が訪れます。親の離婚を経験し、それに伴う煩わしさのため、何が何でも実家を離れたいと音大受験に人生をかけるのです。そして見事に親元を離れた『けいこちゃん』は初めて『自由』を手にするのです。しかし、あまり遊んだことのない『けいこちゃん』は何をしていいのかよくわからないまま、悶々と10代を過ごしていきます。

この頃からピアノに伴う『トラウマ』というものが『けいこちゃん』の心の奥深くにあることに気付くんです。自分なりに試行錯誤はするのですが、解決には至らないままアメリカの大学院に留学することになります。

そこで主人に出逢い、結婚、出産、子育てをしながら信仰も持つようになり、程よい感じには心はなってゆくのですが、かの『ピアノのトラウマ』だけはそのまま『けいこちゃん』の中に鎮座し続けたのです。そして16年のアメリカ🇺🇸生活に終止符を打ち、日本に完全帰国しました。

🇯🇵それから、還暦を機に意識研の谷原先生に出逢います。そして見事に私の人生の全てを否定しかねない『ピアノのトラウマ』を解決していただくのです。

私はその時に初めて『潜在意識の仕業』の恐ろしさを知り、その存在を退治するべく、潜在意識を学び始めます。潜在意識と見つめ合い2年以上の時間が流れました。私はそれまでに構築した『良い子になるための1000箇条』や、言葉尻だけで理解してきた概念や常識や思い込みをかなぐり捨て、『新生けいちゃん』として生まれ変わったのです。

いつの時代からこの潜在意識なるものが幅を利かせてきたのかはわかりませんが、自分自身が作ってきた潜在意識の存在を味方につけながら、生きている今をパラダイスにしたいと思っています。

浅岡恵子
潜在意識セラピスト